曼荼羅彩色完成披露展が開催されました。
2012年11月から制作してきました、東寺の伝真言院曼荼羅(別称・西院曼荼羅)と同じ図様の作品が完成。
「両界曼荼羅彩色完成披露展」を以下の日程で開催しました。

期間:2014年8月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間  

時間:9:00〜17:00 

場所:京都・仏画館
 (検索可)      ※入館無料

表装に出すに先立ち、施主のご厚意で、三日間だけ一般の仏画ファンの方々にもご高覧頂きました。

京都・東寺にある最古の両界西院曼荼羅(9世紀・国宝)が、現代の仏絵師たちの筆により新しく蘇りました。
お寺に納まれば、間近で観る事はできません。
制作を依頼された東京のお寺のご厚意で、表具されご本尊になる前に、3日間の短い期間でしたが、全国の仏画ファンにご覧いただきました。

【西院曼荼羅】東寺の西院で用いられていた曼荼羅で、絹本彩色曼荼羅では日本最古で国宝指定。諸仏の描き方が異国風で、独特。
 平安時代(9世紀)頃、唐で制作されたとの説や、胎蔵、金剛界の制作された時期が違う等、いろいろ説が有り、ミステリアスな曼荼羅として知られる。


※非常に小さなギャリーではありますが、入館者が途切れることもなく、3日間で200人以上の仏画ファンの方々に、ご覧頂けたことは、現代仏画制作文化にとって、有意義でありがたい ことだと思っております。また、何と言っても、会場の『京都・仏画館』が皆さんに認知されたことをうれしく思っております。

京都新聞読売新聞毎日新聞中外日報社等、各紙で報道して頂けたこと、心より、うれしく感謝申し上げる次第です。
 また、毎日新聞では、9月17日付けの朝刊(京都)に読み物「ひと」のシリーズで、私、藤野正観を紹介していただけると聞いております。
 ご興味のある方は購入して読んで下さい。

info●rakushisha.com 電話&Fax:075-201-3160
主催:仏絵師 藤野正観