中外日報社 2012年4月12日 付け


大谷派  学園設立と新園舎落成入仏式典勤修

学園設立と新園舎落成入仏式典勤修
アソカ幼稚園

横浜市中区の真宗大谷派西教寺を運営母体とする学校法人マーヤ学園の設立とアソカ幼稚園新園舎落成入仏を祝う式典が3月26日に挙行された。宗門をはじめ幼稚園の関係者ら約200人が出席し、晴れの門出を祝った。 
 西教寺は人間形成における幼児教育の重要から、アソカ幼稚園の前身と言うべき小港幼稚園をおよそ80年前から運営。卒園生は5千人を数え、地域社会に貢献している。
 新たな時代に対応できるように、これまで宗教法人が運営していた幼稚園を、学校法人の運営とするためマーヤ学園を設立。学園の教育理念は釈尊と親鸞聖人の教えを基本とし、今年1月に神奈川県から学校法人の認可を受けた。学園設立と併せて老朽化した園舎の建て替えも実施された。 
 落成した園舎は地上4階建ての鉄筋コンクリート構造で、赤いレンガを積み重ねたかのような外観がインドの建築様式を連想させる。施工は松井建設梶A設計監理は(有)雄設計室。
 講堂壁面には霧がたなびきアソカの花が咲く釈尊生誕の地ルンビニ園が描かれている。今にもマヤ夫人ご一行が現れるかのような情景だ。講堂内仏と壁画のはめ込みを且癡ム佛具製作所、壁画制作を京都在住の絵師藤野正観氏が手掛けた。
 式典では、理事長・園長である見紘住職が、「幼児教育の振興と国の指針に基づいて地域の子育て支援の役割を担い多目的に活用される施設となるよう願ってやみません」と学園設立の思いを語った。

※写真はカラーを入れ替えています。


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